【ステンレス焼け取り中性電解液】
お手持の電源器で使える“ピカ素NEO”シリーズと6価クロム検出用判別試薬セット
中性液電解方式によるステンレス焼け取り法は、一見安全無害でも、焼け取り中に飛散するミストや廃液中には次のような非常に危険な問題をはらんでいます。
【1】母材中のクロムが溶けて6価クロムになる
【2】中性液のため特に6価になり易い
【3】市販されている普通の類似商品は、溶けたクロムの全量が6価になっており、
【4】特定のものでも、焼け取りのボリュームを上げると必ず6価が検出される
【5】その濃度は、環境基準値0.05ppm、排水規制値0.5ppmの千倍か万倍以上に及ぶ%単位で極めて高く、劇毒物に該当する
【6】顔面近くで操作するため、作業者が吸い込み易い。
【7】6価クロムは人体の粘膜や皮ふを侵し、長期間吸い続けると鼻に潰瘍や穴があき、肺、咽喉、鼻などへの発ガン性が認められる有害物質に指定されています。
当社では、従来から電源器自体に6価を発生しない安全設計(方法特許)を採用すると共に、業界に対しては6価発生の警鐘をならし続けてきたが、追従模倣メーカーやユーザーの無関心さにたまりかね、人の安全衛生に関わる重大な問題であるだけに、今回止むなく研究データの一部を発表すると共に、その対策として電源器の種類や使用条件に関係なく全く6価を発生しない新しいタイプの中性電解液の開発研究に傾注、その成果を特許出願のもとに、“ピカ素NEO”の名称で発売にふみ切りました。
また誰にでも手軽にテスト出来る6価クロム有無の判別試薬セットも開発、商品化しましたので併せてご検討ください。
特徴
1. 通常の焼け取り操作であれば、お手持ちの直流電源器を用いても6価は発生しません。
2. また、溶接部周辺や母材の白ボケもピカ素NEOの使用によって軽減されます
3. 但し、当社製専用の電源器“ニュートラルシャイナー”シリーズとの併用の場合にはアンダースケール層(※)も根こそぎ取れる為、仕上り性は抜群に優れており、焼け取り後のさび発生や異常腐食の問題についても格段に向上しました。
4. 使用方法は従来品と全く変わりなく、ただ使用中に電解液とモップが黒く変色するのが奇異に感じられますが、ご心配なく継続してください。着色は水洗か水拭きだけで極く用意に取れます。
※アンダースケール層とさび・異常腐食の関係
溶接や焼鈍によって加熱されたステンレスのスケール層には、クロムが選択的に拡散、酸化して地金の成分よりもクロムが富化、反対にスケール層の直ぐ下の層(専門的にはアンダースケール層)はクロムがその分欠如してステンレス本来の性能を失っている。
従って、この層を完全に除去しない限りステンレス本来の耐食性は維持されず、思わぬトラブルを発生しているが、当社製品には全てこのような専門的配慮がなされており、安心してご使用頂けます。
ピカ素NEOシリーズの種類
| 用途 | 品番 | 種類 | 特徴 | 荷姿 |
| 焼け取り | #100 | 一般用 | 軽い溶接焼け取り用 | ・1リットル ・4リットル 各ポリ容器入 |
| #200 | 強力用 | 頑固焼けや、より早い焼け取り速度用 | ||
| #100A | 原子力用 | 弗素、塩素、硫化物の含有量を試薬級まで少なくし、原子力用として安全性を確認済のもの | ||
| #100S | 食品用 | 例え残存しても経口的にも安心なタイプ | ||
| #100E | エレクトロニクス用 | アルカリ元素を含まず、エレクトロニクス用として安心なタイプ | ||
| さび・油・ 汚れ取り |
#ウルトラC | 一般用 | さび、油、バフかす、マジックなどの汚れ取り用 | |
| 補修 | #SUS鏡面 | 鏡面仕上用 | #100または#200と併用して鏡面の焼け取りに、単独に使用して鏡面の補修用にも好適 | 200c.c.×2本 |
6価に関する分析試験と考察
この試験は電解液の種類により使用中の溶出するクロムが有害な6価になるか無害な3価に
なるかを比較したもので、新しい電解液を夫々50ミリリットル採り、5分間連続してモップに含浸と電解焼け取り操作とを繰り返した後の液について分析を行った。
この条件は、比色分析に際してイオン濃度が濃過ぎると分析が困難な為、この程度にとどめたが未だ充分使用できて新液に近い状態のもので、実際の廃液中にはこの濃度の10倍程度の6価クロムの存在が推測され、また6価が発生しないのは特許製品の当社製NEOだけであることを示している。
