技術に関するQ&A
【Q7】電解法の問題点は何ですか?| “ステンレスにより耐食性(つよさ)と輝きを”をモットーに、ステンレス表面の電解研磨、溶接焼け取りやさび・汚れ取りを、従来のように劇毒物を使用することなく、環境に優しく安全無害な薬液を用いる電解方式により取り除くための新製品を開発し続ける、少数精鋭の研究開発型企業。
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【Q7】電解法の問題点は何ですか?

電解で溶け出したクロムが6価クロムになることです


【解説】
 前ページのような実績をもつ電解焼け取り法も、筆者はその問題点を予測し、電源器と電解液との両方についてその対策を施しながら商品化して来たが、その間に多数の類似商品が、また最近では輸入品まで参入してくる程にまで普及し、その問題が懸念されるので、電解法の正しい発展を期するためにも敢えて過去の問題点を交えながら取り纏めてみました。


その1

電解液は中性で無害でも、ステンレスに含まれるクロムが溶出し、人体に有害な6価クロムになって廃液、排水中に移行し、ミストとして飛散するなど環境面で問題発生。


その2

酸性液よりも中性液の方がその傾向が強く、溶出クロムの全量が6価クロムに転化します。


※その3

【写真10】中小企業庁長官奨励賞に輝いた中性電解液 ピカ素NEOシリーズ従って、電源器か若しくは電解液について6価クロム発生防止のための安全対策が絶対に必要です。
※【写真10】参照


※当社はこの関連特許2件が、夫々「中小企業庁長官奨励賞」を受賞し、電源器と電解液との2段階の安全対策を実施中。


その4

仕上がり性を優先し、焼けだけ取れればよしとする商品があるが、アンダースケールまで完全に取り除くことが重要。(特にオーステナイト系)


その5

交流電解法は溶解力に欠け、特に中性液の場合にその傾向が強く、スケールだけは溶かすが、アンダースケールを除去できないため、見た目の仕上がりはきれいでも要注意。


その6

また交流法は不動態化被膜を破壊し反対に活性化するため、上記のアンダースケールの問題と合わせて、耐食性特に耐孔食性に欠けるので、電解液に対し何らかの対策が必要です。


その7

ステンレス鋼は耐食性が身上であり、加工した製品がどのような環境下で使用されるか判らないだけに、見かけよりも耐食性を優先の対策が必要。


その8

そのことは、当社が創業以来"ステンレスにより耐食性と輝きを"をモットーとして開発して来た所以です。