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ステンレス電解研磨 溶接焼け取り さび、汚れ取り 及び 材質の簡易判別 不動態技術

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技術に関するQ&A

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【Q22】 粗悪電解液の怖さを知っていますか?

2013/08/27

有害な「ホスフィン」や「硫酸ガス」を発生する電解液が横行中、ご注意を!!


【解説】
 最近新たな問題として、製造元が曖昧な粗悪な弱酸性電解液が、ダイレクトメールやインターネット販売などの流通経路を介して、一部溶接現場に提供されています。しかも、その電解液を使用して作業すると、発生するガス(不快臭)によって、作業者の気分が悪くなったり、嘔吐をもよおすというような健康被害のトラブルが多発し、当社にも数多くの相談が寄せられています。そこでこの度、この問題を解明する為に、その不快臭が発生する粗悪電解液を調査しました。

1)ホスフィンの確認

 その結果、「ホスフィン」(リン化水素)と呼ばれる有毒ガスの発生が確認され、しかもガス濃度の定量分析を行ったところ、作業許容濃度が 0.3ppm であるのに対して、交流電解法で 3ppm、直流法で 6ppm(電解条件によって若干の差異あり)と、なんと許容濃度の10~20倍にも及ぶ高濃度のガスが発生していた事が判明しました。※【写真30】参照

*ホスフィン(リン化水素)の危険性?  粘膜刺激症状がないため急性致死中毒が起こりやすい。慢性中毒では骨が壊れやすくなるなどリン中毒と同じ症状を呈す他、言語・視覚・歩行障害を起こす。

【写真30】ホスフィンの確認
【写真30】ホスフィンの確認

※粗悪電解液Sでは、交流で換算値約3ppm、直流で換算値約6ppmの極めて高濃度のホスフィンの発生が確認された。

2)硫酸の確認

 また、これとは別の粗悪品で、鼻やのどに刺激臭を感じる電解液からは、劇物該当の硫酸ガスが水蒸気とともに発生飛散している事もわかりました。※【写真31】参照

【写真31】硫酸の確認
【写真31】硫酸の確認


粗悪電解液Aは、直流で換算値約15ppm硫酸の発生が認められた。

【写真32】作業風景 上述した様に、販売店を経由しない直販方式などの電解液の中には、"焼けさえ取れればよい"との考えで、無知で粗悪な商品が横行しています。これらの粗悪品では、焼け取り後にサビや孔食が発生するクレームも続出しており、また何よりも、皆様の健康を脅かす恐れがありますので、くれぐれも製造元が曖昧な粗悪電解液には注意をして下さい!! また、作業中に不快感を感じたり、気分が悪くなる様な臭気を感じた場合には、直ちに粗悪電解液の使用は中止して下さい。
※【写真32】参照





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